toggle
2025-12-24

【竹田駅整備の優先順位について】

先日の市議会で、豊後竹田駅周辺整備事業について一般質問を行いました。
市が進めているこの事業は、総事業費10億円。
これまで議会には、
「駅前ロータリーを拡幅し、バスやタクシーの導線を整理することで交通安全を確保する工事」
と説明されてきました。
私自身、竹楽開催時のシャトルバス発着による混雑などを考えると、
安全確保のための拡幅については理解し、賛成しています。
ところが、9月の議会説明で示された計画は、
ロータリーを大きく西側へ移動させ、
駅前広場に「交流スペース(木を植えた公園のような空間)」と
ロータリーへ向かう屋根付き通路を整備する、という内容でした。
その理由は
「駅前を交流の場、憩いの場にするため」
とのことですが、この計画で事業費が10億円と示され、正直、驚きを隠せませんでした。
竹田市には、駅から約1キロの場所に城下町交流プラザというイベントスペースがあります。
また、駅構内の待合室は昨年、改修されたばかりです。
それでも駅前に交流スペースを設ける理由として、市は
市民ワークショップで
「キッチンカーイベントをしたい」
といった声が出たことを挙げています。
この時の参加者数19名。市民の総意と定義づけるには疑問が残ります。
また、私がワークショップ参加者に話を聞くと、
「『この交流スペースをどう使いたいか』という前提で話し合うよう促され、『もし使うとしたら』と考えた」という声がありました。
配布資料も、佐賀駅の施工例とイベント写真。
県庁所在地で人口規模も異なる佐賀駅を竹田駅の参考とするのは適切でしょうか?
参加者数名からも「誘導的だった」という声をいただいています。
一方で、駅の外には立派な屋根を造ろうとするのに、
駅構内(ホーム)へは階段しかありません。
私は、
「エレベーターやスロープの設置など、駅構内のバリアフリー化を優先すべき」と訴えました。
車イス利用の方、高齢者、大きなスーツケースを持った旅行者にとってこちらの方が社会的な優先度は高いはずです。
しかし市の答弁は
「駅構内はJRの所管」
というもので、残念ながら私の提案には寄り添ってもらえませんでした。
なお、この屋根付き通路は、
竹田市の景観条例により瓦ぶきにする必要があり、1億円を超えることが総務産業常任委員会で明らかになっています。
人口減少と財政難の中、
今、私たちに必要な視点は
「あればいいな」ではなく、「なくてはならないものは何か」
ではないでしょうか。
事業費10億円のうち、
5億円は国の補助、残る5億円は市が借り入れて返済する起債です。
JR九州が「3大赤字路線」とし、
将来のあり方を検討するとしている
豊後竹田駅~宮地駅間。
今回の事業で「JRの利用者は増えるのか」と質問したところ、
市は「大幅な増加は見込めない」と答弁しました。
昨年の竹田市で生まれた赤ちゃんの数は50人を下回りました。15年後の通学利用維持も厳しい。
これが将来、負の遺産にならなければよいのですが……。
私は市長に、
「国の補助金に合わせなくとも、市ができる範囲のことをすればよい。
安全のための拡幅工事は理解している。
今は基本設計の段階で、見直しは可能だ」
と訴えました。
しかし、市長の答えは
「長年、臭いに悩まされた方の声を聞いている。着実に進める」
というもので、ここで唐突に「臭いの問題」という言葉が出てきました。
議論がかみ合っていないことに、戸惑いを感じています。
この計画は、今後の竹田市の財政や駅のあり方に大きく関わる問題です。
ぜひ、多くの皆さんに関心を持っていただきたいと思います。
✅12月25日㈭14時からケーブルテレビで私の一般質問が放送されます。ぜひご視聴いただき、ご感想をお寄せください。
↓  現計画のイメージパース(令和7年12月現在)